先日、上海ディズニーランドに行ってきました!
空港からはタクシーでディズニーランドまで向かったのですが、危うくぼったくりタクシーの客引きに引っ掛かりそうになりました……。
その手口はあまりにも巧妙で、事前に何も知らなければまんまと引っ掛かってしまったと思います。本当に悪質です。
皆さんが同じ手口にかからないよう、私が上海で遭遇したぼったくりタクシーの手口をシェアさせていただきます!
事前情報:友達がぼったくりに遭った話
事前の知識として、私は友人がぼったくりタクシーの被害に遭った話を聞いていました。
なんでも、空港についてタクシー乗り場へ向かおうとしたら声を掛けられ、誘導されるがままに車に乗ったら相場の6倍の金額を請求されたそう。
上海浦東国際空港から上海ディズニーまでは、通常100元もあれば足りるそうです(深夜などの特別料金は除く)。それが600元も請求され、不審に思って抗議したものの結局400元ほどは支払わなければならなかったとか。
おそらく友人が乗ってしまった車はいわゆる「白タク」といわれる不法にタクシー営業をする車だったと思われます。ワゴン車のような白い車で、普通のタクシーには見えなかったそうです。
この話を聞いて、
- 声をかけて来る人は怪しい
- 正規のタクシー乗り場から乗らないとだめ
この2つは事前情報として頭にいれていました。
空港での声かけ手口が巧妙すぎる
ここからは私の体験談です。
旅行当日、上海浦東国際空港に早朝6時頃に到着。
事前に「声かけにはついて行ってはダメ」と分かっていたので、正規のタクシー乗り場に向かうことに。
ところが、エレベーターに乗ろうとしたところで、白いシャツの中国人男性に「タクシー乗り場はクローズしてる」と英語で引き止めてきます。
こちらはエレベーターで下に降りるボタンを押そうとしてるのに、手でボタンをふさいでエレベーターに乗せようとしない必死さ。「タクシーに乗りたいんですけど」といっても、「今はクローズしてるからこっちに来て」の一点張り。かなりしつこい!
「いやいや、いくら早朝でもタクシー乗り場がクローズしてることなんてある?」と不審に思ったものの、エレベーターにも乗せてくれないし、ラチがあかないのでとりあえずついてくことに。
空港の出口(今思うと、ここはタクシーから降車するエリアでした)まで誘導されると、確かに何台かタクシーらしき車が。ちなみに車の色は赤でした。
誘導された先には仲間が
そして、誘導された先には仲間と思われる女性が待ち構えています。
女性は首から「空港職員ですよ」というアピールのカードを下げていました。「Airport Staff」みたいな英語が書いてあるんですが、顔写真はありません。うさんくさい……。
明らかに私たちが警戒していたので、カードを見せることで安心させようとしたんだと思います。
確かに車の見た目は普通のタクシーっぽかったのですが、「客引きについていってはダメ」センサーが作動したのでそのまま素直にタクシーには乗れません。
というか、そもそもタクシー乗り場がクローズしてるって本当なの?
不審に思ったので、本来タクシー乗り場があるはずの、1階のタクシー乗り場の様子を見ようと下の道路を見下ろしました。私たちがいる場所は2階にあたる場所で、タクシー乗り場は1階。
でも、下の道路には車が一台も見えなかったので、「本当にクローズしてるのかも…?」と思ってしまったんです。その様子をみて、「ほらね、クローズしてるでしょ?」と追い打ちをかけてくる男性。必死な態度がますます怪しい。
相場以上の値段を吹っかけられる
「上海ディズニーまではいくら?」と友達が聞くと、きっぱり「200元」と答える女性。
相場は100元。明らかに高い。なんでそんな自信満々なの?
この時点ではぼったくりタクシーだと確信をもてませんでしたが、相場の2倍は怪しすぎるのでその場を去りました。とくに引き止められなかったのが不幸中の幸い。
空港内に戻ると、凝りもせずにまたさっきの男性がエレベーター付近で客引きをしてます。
エレベーターは男性がいて使えないので、近くにあったエスカレーターでタクシー乗り場まで下ると……
普通に、正規のタクシー乗り場がありました。ちゃんと人もいて、営業中です。
下の写真が、上海浦東国際空港のタクシー乗り場。
きちんとタクシー乗り場の標識もあって、水色のシャツの制服を着た係員もいて、何台もタクシーが止まってます。
正規のタクシー乗り場は屋根がついていて、先ほど私たちが案内されたぼったくりタクシー乗り場からは見えなかったということにここで気づきました。
ここへきてやっと、さっきの男性も、係員風のカードを首から下げた女性もぼったくりタクシーの客引きだったことを確信できたのです。
客引き手口まとめ
私が遭遇した、客引きの手口をまとめると…
- 係員を装った者が声をかけてくる
- 正規のタクシー乗り場とは違う場所に、理由をつけて誘導する
- 誘導した先には仲間がいる
- 空港職員の身分証のようなものを見せてくるが、ニセモノ
- 値段を聞くと、相場より明らかに高い料金をふっかけてくる
もし空港で上のようなことに遭遇したら、絶対にタクシーに乗らないでください。
「客引き」って、タクシーに乗せようと声をかけてくるくらいのイメージでした。
でも実際は、「タクシー乗り場は閉まってる」と嘘をついてエレベーターに乗せないようにしたり、わざわざニセの身分証を作ったり……。あの手この手でだまそうとしてくるので本当に油断ならないです。
ネットでほかの方の口コミをチェックすると、タクシー乗り場のすぐ手前で声をかけてきたり、スーツを着て身なりのしっかりした人が職員を装ってきたりすることもあるようです。
とにかく、どんな場面でも・どんな身なりの人でも・何を言われても「声をかけられたらついていかない」にかぎります。どんな嘘をついてくるかわからないので一切耳をかさず、正規のタクシー乗り場まで向かってください。
安全なタクシー会社なら、わざわざ客を空港内で待ち構えて声をかけてくるようなことはしません。
安全なタクシーの乗り方
最後に、安全なタクシーの乗り方をまとめておきます。
1:絶対に正規のタクシー乗り場に向かう
あの手この手で誘導してくるので「何を言われても絶対についていかない」ことを徹底しましょう。
そうすれば大抵のトラブルは回避できるはず。
空港内にタクシー乗り場までの案内があるので、何があってもそれに従って正規の乗り場に向かってください。
2:行先を中国語で伝える
タクシー乗り場にいる職員に、行先を聞かれます。話せなくても、中国語で書かれた住所を見せればOK。
日本語や英語と発音が違うからか、「ディズニーランド」と言っても通じないことがあります。文字で見せる方が正確です。地図を用意しておくとよりスムーズ。
3:安全なタクシー会社の色を知っておく
安全なタクシー会社の車体の色を把握しておきましょう。上海では、次のタクシー会社は安全と言われています。
- 大衆(水色)
- 強生(黄色)
- 錦江(白)
- 巴士(緑)
- 海博(青)
ちなみに、私たちは赤いタクシーに案内されてしまい、ディズニーランドへ向かう途中にタクシーが故障し、他社のタクシーに乗り換えさせられるというトラブルに遭いました…。
偶然かもしれませんが、もう二度と赤いタクシーには乗りたくないです…。
4:およその料金を把握しておく
目的地までのおよその料金を把握しておいて、乗車前に確認しましょう。
タクシーの運転手は英語が通じないことが多いのですが、空港にいるタクシー案内のスタッフは英語が通じました。
ちなみに、空港から上海ディズニーまでは100元もあれば足ります。深夜料金(23:00~5:00)は30%増です。
5:タクシーから降りる前に、レシートをもらう
もし忘れ物をしたりなどトラブルがあった時のためにもらっておきましょう。
上海ディズニーランド、オフィシャルホテルの住所
最後に、上海ディズニーランドと、オフィシャルホテルの住所をまとめておきます。
この住所を見せるか、コピペして地図アプリで提示させれば分かってもらえるはずです。
上海ディズニーランド
【中国語】
上海迪士尼乐园
地址:上海市浦东新区川沙镇黄赵路310号
【英語】
Shanghai Disneyland
310 Huangzhao Rd., Chuansha New Town, Pudong, Shanghai, China
上海ディズニーランドホテル
【中国語】
上海迪士尼乐园酒店
酒店地址:201205浦东新区申迪西路1009号
【英語】
Shanghai Disneyland Hotel
No.1009 West Shendi Rd.
トイストーリーホテル
【中国語】
No.360 West Shendi Rd.