ちょっと細かいけどきっと伝わる、私の好きな『ノートルダムの鐘』の演技・演出

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』 ミュージカル

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ミュージカル、映画、マンガ…好きな作品を繰り返し何度も観ることってありますよね。

それで、「1度目は気づかなかったけど、2度目以降で気づくこと」ってありませんか?

「このシーンで、このキャラこんなことしてたのか」

「この仕草にはこんな意味があったのか」

2度目以降の鑑賞でそんな新しい発見があると、なんだか嬉しくなりませんか?

誰かに共感してほしくなりませんか?私は、なります!今、なってます!

というわけで、劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』を何度か鑑賞するうちに気づいた、「ちょっと細かいけどきっと伝わる、私の好きな演技・演出」を4つ、勝手に語らせていただきます。

『ノートルダムの鐘』を1度でも観た方なら、共感してもらえるはず。

まだこれから観る予定だよって方なら、鑑賞の時に「ああ、ここのことか」と思ってもらえると嬉しいです(この記事はストーリーのネタバレは含みませんのでご安心を)。

1:オープニング、ジェアンが片耳抑えてるところ

どのシーンかといいますと、オープニングの「ノートルダムの鐘」の曲中で、フロローとジェアンが登場して2人が並ぶところです。

クロードはやさしい兄さん
ジェアンは美少年
ふたりは育つ 鐘を聞きながら
鳴らせ ノートルダム

この歌詞のところ。

「ふたりは育つ 鐘を聞きながら」の時、2人は肩を組んでいます。

フロローは背筋を伸ばしまっすぐ前を見た、明るい表情。

対してジェアンは片耳を手で押さえ、少し表情を曇らせているように見えます。

この「耳を手で押さえる」というのは、「鐘の音を拒否している」ということなのではないでしょうか?

歌詞の通り、フロローは素直に鐘の音を聞いて育った。

でもジュアンは実は耳をふさいでいて、鐘の音を聞かないようにして育った。

2人の立ち姿からは、 こんな様子が見て取れます。

「鐘の音」は、おそらく「神の教え」を意味しているのでしょう。

とすると、2人が登場するこのシーンは、彼らの行く末を暗示しているように思います。

「耳をふさぐ」というさりげない仕草にフロローとジェアンの差が明確に表れていて、見逃せない演出です。

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2:「天国の光」の石像とのやりとり

「天国の光」を歌う直前の、カジモドと石像たちのやりとりが可愛らしくて好きです。

まず具体的に、どのシーンか軽く説明しますね。

「世界の頂上で」のシーンでエスメラルダと打ち解けたカジモド。頭の中は彼女のことでいっぱい。

「彼女だ!」
「あれは彼女じゃないわ」
「そうだね。何を見ても彼女に見える」
「彼女のことは考えちゃいけないんじゃなかったの?」

石像たちとこんなやりとりをするシーンがありますよね。カジモドの純粋さに母性本能くすぐられる方、多いのではないでしょうか。私もその一人です。

カジモドはエスメラルダについさっき会ったばかりなのに、「会いたい」とボソッと呟く感じが、完全に恋してる少年。もう全力で応援したくなるんですよね。

ここで石像達にも注目を。

石像はアンサンブルキャスト4名が演じているのですが、実は全員女性なんです。

石像たちはいつもカジモドを励ましたり、アドバイスしたり、カジモドの手助けをしますね。

でもこのシーンは特に、カジモドを優しく見守る母親のような暖かさを感じませんか?

ここでは石像たちをあえて女性だけにして、カジモドの母親がわりをしているように思えてなりません。

石像たちの話し方、表情がいつも以上に穏やかで、カジモドを優しく包み込む雰囲気がとても心地よいシーンです。

3:「陽ざしの中へ」の石像たちの笑顔

もうひとつ、お気に入りのアンサンブルキャストの演技があります。

それは、カジモドが歌う「陽ざしの中へ」のシーン。これは カジモドが外の世界への強い憧れを歌う楽曲です。

「 夢が叶うなら1日でいい 街の中でくらしたい」と 目をキラキラさせ、無邪気に夢を語るカジモド。

ついつい、その歌の方にいつも注目してしまうのですが、ふと彼の後ろに目をやって気づきました。カジモドを見守る石像たちの暖かい笑顔に。

ここ、ものすごく笑顔で見守ってるんですね。外の世界に出ることを強く勧めたのは石像たちですもんね。

解釈は個人にゆだねられるところですが、私は「石像たち=カジモドの心で、空想上の存在」だと思ってます。だから、石像たちがカジモドを応援して暖かく見守っている姿は、カジモドの心情そのものだと思うんです。

なので、このシーンはカジモドだけに注目するのではなく「夢を歌うカジモド+カジモドを肯定して見守る石像たち」の構図だともっと楽しめるなと感じたのでした。

4:「タンバリンのリズム」

エスメラルダが登場し、妖艶な魅力とダンスで人々を虜にするシーン。

ここでカジモド・フィーバス・フロローが同時にエスメラルダに心奪われるわけですね。

以前、出演者のトークイベントで、エスメラルダ役の俳優さんが「タンバリンのリズム」ではダンスでどうコミュニケーションをとるかを考えている、とおっしゃってました。その時のレポートはこちらです。

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なので、エスメラルダと観客のやり取りに注目してみてみることに。

すると、ダンス中にフィーバス、フロローとも少しずつコミュニケーションをとっているんですね。たとえば…

  • エスメラルダからタンバリンを受け取って、「このタンバリンどうすればいいの?俺持ってていいの?」と戸惑うフィーバス
  • エスメラルダが投げたスカーフを邪険にするフロロー(後からそっと回収してお持ち帰り)

結構些細な仕草なんですが、エスメラルダのダンスを観る3人のリアクションも見どころです。

以上、私の好きな演技・演出についてでした。

共感していただけましたでしょうか?

たぶん、『ノートルダムの鐘』を鑑賞するたびに、好きなシーンが増えていくのだと思います。「ここいいな!」という新たな発見があったら、また語らせていただきますね。

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